霊感少女の心温まる成長を描いた長編作品キーリ

壁井ユカコ様作のキーリという長編小説は大変面白い作品です。 文庫より発刊されております。タイトルのキーリは霊感を持つ少女の名前となっております。 この霊感少女のキーリは学校へ通っていますがある日をきっかけに霊が見える青年ハーヴェイとしゃべるラジオの兵長と出会い、一緒に旅をしていく話です。 キーリはまだまだ無鉄砲なところがある少女で、それが故に色々事件に巻き込まれてしまうことも多々あります。 最初はそれが面倒だと思っていた青年でしたが次第に心配という感情に代わっていき、少女の成長を目の当たりにして複雑な思い... Read More

スリルを求める方には雫井脩介「火の粉」がおすすめ

雫井脩介さんの火の粉、こちらの作品は、ユースケ・サンタマリアさんが主演で、テレビドラマ化され話題になりました。 わたしもテレビドラマをみていましたが、ドラマと原作は内容が少々異なるようです。ドラマしか知らない方には、ぜひ原作も読んでいただきたいと思います。 ある一家を惨殺した容疑をかけられた男。その男は裁判で、証拠不十分なことから無罪と判決を下されました。 その無罪判決を下した裁判官の隣の家に、事件の容疑者となった男が引っ越してくるところから物語が始まります。 自ら無罪判決を下したにも関わらず、その男にど... Read More

夢野久作の「ドグラ・マグラ」は夢中で読みました。

昨年、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読みました。 面白くって、夢中で読みました。 江戸川乱歩の好きな私は、その江戸川乱歩が好きな作家の本にも興味があるので、読んでみたんですが、それまでには読んだ事のないような、冒頭から異様な文章で、すごく面白かったです。 精神病院の部屋で目覚めた青年の描写から始まり、隣室の少女の声、青年の過去の記憶、謎に包まれた精神病院の教授、かなり古く過去に遡って、因縁の遺伝や家系にまつわるストーリ-が展開されます。 映画にもなりました。なかなかよくできていました。 江戸川乱歩の不気味... Read More

『ゴーン・ガール』 原作・ギリアン・フリン

私はまずは注目されていた映画から見たんですが、じっと映画を大人しく見続ける事ができない私も2時間もする映画を大人しくいっきに見てしまいました。デビッド・フィンチャーの映像の魅力もありますでしょうが。 そして映画を見終わった後にすぐに原作を読みましたが、映画では描かれていない細かな描写もあり、ギリアン・フリンのするどい人間描写に引きこまれてすごく面白かったのでいっきにギリアン・フリンのファンになってしまい、作者が過去に書いた冥闇とkizu傷も読みました。 主なストーリーは冷め切っていた夫婦の妻のエイミーが突... Read More

脳は直感している 佐々木正悟 祥伝社新書

冒頭部分で本能と直感は違うということが述べられています。例えばお腹が減ったから何かをを食べたいという欲求は本能に分類されます。対して、直感は経験も加味した総合的な判断力だということです。そしてほとんどの野生の動物は本能を元に状況判断をしますが、チンパンジーのように知性が発達すると発揮できる能力のようです。人間はチンパンジーよりも知性が発達しているのでより直感が働きやすいということです。 車を運転していると、道路を走っていてあまり近づきたくない車というのはあります。なんとなく挙動がおかしいとか、車間距離の取... Read More

これからの「正義」の話をしようを読んでみての感想

マイケル・サンデルの著書、これからの「正義」の話をしようを読みました。 ハーバード白熱教室で有名なサンデル教授です メディアでも一時期とりあげられた有名な本。興味はあったのですがなかなか読む機会がありませんでした。すでに文庫本も出版され安くで手に入ったので購入し読んでみました。 本書はまずトロッコ問題といった例題を使った思考実験的な内容からスタートします。 トロッコ問題とはブレーキが壊れたトロッコが走っていてこのままだと線路上の5人の人間を引き殺してしまう。しかし自分が目の前の線路の切り替えレバーを引けば... Read More

神様の後悔を解決する『神様の御用人6』

浅葉なつ著の『神様の御用人6』。 シリーズ第6弾となりました。 御用人の良彦と狐神のコンビが待っていました。 累計100万部突破したそうです。おめでとうと言いたいです。 シリーズ累計100万部突破!!『神様の御用人6』浅葉なつインタビュー 今回の舞台は東京。 神職につく友人の孝太郎に誘われて来たのはいいが、同窓会のため良彦は置いていかれてしまいます。 狐神の黄金はというと、甘いもの好きでスイーツ情報ばかり集めてくる始末です。 笑えます。 もちろん、東京で御用が発令されます。 なんと平将門の御用です。 一瞬... Read More

衝撃の戦慄が走る『バビロンⅡー死ー』

野﨑まど著の『バビロンⅡー死ー』。 シリーズ第二弾です。 前作はコチラ 前回新域域長に就任した齋開花は、自殺法を施行。 自殺法ってなんだか怖いです。自分で死を選ぶ権利なんて必要なのでしょうか。 この法律が発表されてから、自殺が多発します。どう考えても間違っています。 もちろん、世間は自殺法に否定的です。当たり前です。 そして、新たに新域域議会員選挙に関することを発表したのです。 選挙で自殺法の賛否を問い掛けるのです。 齋はいったい何を考えているのでしょう。そう思ってしまいます。 絶対に負けです。 またその... Read More

非常識な成功法則

私が急成長するきっかけになった本です。 この本のおかげで自分の頭で考えると言うことがどういう事なのか、という人間にとって最も基本的な「考える」という行為を自分の中できちんと確立できるようになりました。 他にも現代では当たり前のように出回っている成功法則を分かりやすくまとめて一冊にした様なお得感もあります。 もっと具体的なノウハウを学びたければ、それぞれの専門書は無数にあります。しかし、その専門書までたどり着くにはそういった情報があると言う事を知っている事が前提なので、この本はそんな様々な知識を吸収するには... Read More

煩悩フリーの働き方 小池龍之介 角川文庫

将来の不安だったり過去の後悔に悩まされる事があります。あるいは毎日、今日すべき事に追われ、こんな事をやっていていいのかと迷う。食事をしながら昨日あった事を思い出し、靴を履きながら嫌な上司の事を頭にうかべる。ほとんどの人はこうした考え事で頭の中がいっぱいだと思います。 しかし頭の中が考え事でいっぱいだと日々の幸せを感じにくいですよね。好きな事をしている時はその事に集中していて、あれこれ考えずに心地良い時間が流れています。この好きな事をしている時の意識の状態を日々のあらゆる行為の中に取り入れていく事が大事だと... Read More