『コンビニ人間』には衝撃をうけつつも納得する部分が多々ありました

村田紗耶香さんの『コンビニ人間』を読みました。このパサついた都会的な題名に、正直なところ読もうかどうか迷っていました。でも読んでみて、思っていた内容とはかなり違い、現代社会の鋭い描写に驚きました。 最も印象に残ったのは、主人公の恵子がバーベキューパーティーで、独身でアルバイトの身であることで浮いてしまうシーンです。結婚して子供がいるか、仕事が忙しいか…のどちらでもないことで、とても不愉快な扱いを受けます。こういうシーン、世の中のあちこちで繰り広げられているのではないでしょうか。 私は同窓会も同... Read More

「日暮旅人の探し物」は今まで考えもしなかった視点からみた内容

探偵日暮旅人の小説はシリーズ化されています。そのなかの1作目である日暮旅人の探し物では日暮旅人という主人公が様々なもの、思い、人を結びつけ最後は全員が笑顔になれる物語となっています。 日暮旅人は過去のある事件をきっかけに視覚以外の聴覚や触覚、味覚や嗅覚がありません。まずここからしても今まで考えもしなかった視点から描かれている小説だと思います。 普通は視覚だけない、味覚がない、というような視点から描かれる作品が多い中、視覚以外のすべてがないとは斬新かつ新鮮な感じを受けました。 視覚といっても全てが見えるわけ... Read More