夢野久作の「ドグラ・マグラ」は夢中で読みました。

昨年、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読みました。

面白くって、夢中で読みました。

江戸川乱歩の好きな私は、その江戸川乱歩が好きな作家の本にも興味があるので、読んでみたんですが、それまでには読んだ事のないような、冒頭から異様な文章で、すごく面白かったです。

精神病院の部屋で目覚めた青年の描写から始まり、隣室の少女の声、青年の過去の記憶、謎に包まれた精神病院の教授、かなり古く過去に遡って、因縁の遺伝や家系にまつわるストーリ-が展開されます。

映画にもなりました。なかなかよくできていました。

江戸川乱歩の不気味な世界の好きな人は気にいると思います。かなり長い本なのと、途中大学教授がめちゃくちゃな持論を延々と述べているくだりがあるのですが、その辺が読み続けるか、嫌になってしまうかわかれる所だと思います。

私はそこの所も興味深く読みました。江戸川乱歩とはまた一味違った、独特の世界です。もっと深いかもしれません。エログロ、妖艶な部分もあります。

青年がきちがいなのか、殺人鬼なのか、教授は何者なのか?最後まで気になって本を閉じられなくなりました。

自分の妻を殺し、その死体がだんだん腐っていくのを日記のように描き続けた男の話、その因縁と家系。面白いです。

70年も前に出版された本とは驚きです。10年かけて書いた作品だそうです。