衝撃の戦慄が走る『バビロンⅡー死ー』

野﨑まど著の『バビロンⅡー死ー』。

シリーズ第二弾です。
前作はコチラ

前回新域域長に就任した齋開花は、自殺法を施行。
自殺法ってなんだか怖いです。自分で死を選ぶ権利なんて必要なのでしょうか。

この法律が発表されてから、自殺が多発します。どう考えても間違っています。
もちろん、世間は自殺法に否定的です。当たり前です。

そして、新たに新域域議会員選挙に関することを発表したのです。
選挙で自殺法の賛否を問い掛けるのです。
齋はいったい何を考えているのでしょう。そう思ってしまいます。

絶対に負けです。
またその選挙がやばいのです。

投票権は誰にでもある状況なのです。年齢制限がなければ、居住期間の指定もないという常識を逸したものなのです。
ネット投票だから、赤ちゃんにも投票権があります。つまり親が二票持てます。

そんな選挙ってあるでしょうか。
立候補者も誰でも出来るのですから、凄いです。

ただ自殺法の賛否を表明しなければいけないのです。
普通に考えれば、否定派が大多数を占めると思われます。
ならば、齋にとってこの選挙に意味があるのでしょうか。私にはわかりません。

どう展開していくのかが気にかかりました。

気にかかるといえば、とある人物に目が留まります。

謎の女、曲世愛。
接触した者が自殺してしまうというのです。

なんだか怖い存在です。
あまりにも、色香があり過ぎるせいで接触したものを狂わせてしまいます。精神崩壊してしまうのでしょうか。

いったいどんな状況なのか正直理解不能です。
どんな男友達でも虜になってしまうという女が曲世愛なのです。

そんな女性がいるとしたら恐ろしいです。
まさに、魔性の女です。

そんな中、齋はテレビ局に討論会を持ち掛けます。
自殺法賛成派、反対派の討論です。
まったくもって、不思議な存在です。なにか秘策があるのでしょうか。

そんな齋を逮捕するべく奔走する捜査班の正崎。けれど現れても逮捕出来ません。罪状がないからです。自殺教唆が疑わしいのだが、証拠が見つかりません。
もうハラハラドキドキでした。

もしも、こんな世の中になったとしたらと考えてしまいました。
私は自殺の道を選びたくありません。生きたいです。

普通はそう考えます。
なら、多発している自殺者の存在はどう説明するのでしょう。あの女の存在が浮かんできます。もちろん、なんの証拠もありません。

齋と曲世は関わりがあるのでしょうか。
こんな世の中をもとに戻すには、齋を逮捕するしかありません。
正崎は、齋を逮捕出来るのでしょうか。

そして、テレビ討論では思わぬ展開が起きます。まさかの事態に陥ります。
ラストには衝撃の戦慄が走ります。
恐怖です。
あの女です。曲世愛です。

なんて酷いのでしょう。
この先の結末が私は知りたくてたまりません。

この終わり方はまだ続きがありそうです。
読み終えて、少し興奮状態に陥りました。そんな物語です。