「石の繭」がイチオシの捜査第一課殺人犯捜査第十一係

麻見和史さんによる小説、捜査第一課殺人犯捜査第十一係が大好きでシリーズを通して楽しみに読み進めています。

捜査第一課殺人犯捜査第十一係は無敗のイレブンと言われるほどに事件解決率がダントツのチーム。

その中心にいるのが主人公如月塔子の教育係を務める鷹野警部補です。

身長152.5センチの如月と180センチを超える鷹野警部補の凸凹コンビが筋読みを行い、事件解決へと突き進みます。

この2人はシリーズを通して、もしかして恋愛関係に突入するかもと思わせつつ、如月の尋常とは思えない鈍感さがネックになっている状況。

科捜研の河上研究員があからさまなアプローチをしてくることにも無頓着な如月と地味にイラつく鷹野警部補の掛け合いが微笑ましくて大好きです。

石の繭は都内の真ん中でモルタルに固められた遺体が発見されたことでストーリーがスタート。

犯人の切ない思いが歪んだ犯行心へと変化したであろうことを思うとちょっと心が痛む思いです。

犯人はトレミーと名乗り、捜査本部に度々電話を掛けてきます。

その窓口として指名されたのが如月。

幼児性を感じさせるトレミーに如月は同情心に似たものを抱くという人間性溢れる刑事小説なのです。

無敗のイレブンが1日の終わりに居酒屋などで集い、それぞれの個性が浮き彫りになる過ごし方をしつつ、事件の情報を整理するシーンも楽しみにしています。

お店を見繕うのは大抵のこと尾留川。

布袋さんのように温厚で他のメンバーを上手くまとめている徳重。

お酒が好きでバイタリティのある門脇。

皆なかなかにユニークで魅力あるメンバー。

ドラマ化もされていますが、私は断然活字でこれを読み進めたい派です。