現代日本文学の最高峰!村上春樹「ノルウェイの森」

村上春樹さんはおそらく多くの人が知っていることと思います。毎年ノーベル賞の時期になると、ノーベル文学賞の候補に挙げられ話題になる大作家さんです。
「ノルウェイの森」は、村上春樹氏の代表的な著作です!
あらすじは、東京の大学生「ワタナベ」が、学生時代からの友人直子、とある事件により今は会えなくなってしまったキズキ、同じ大学に通う女子大生緑など、様々な人との出会いを繰り返していくというものです。
作風としては日常的でプライベートな要素の強い内容ですが、村上春樹氏が持つ死生観や社会に対する洞察、そしてカルチャーへの造詣の深さがところどころに織り込まれ、非常に読み応えのある文学として完成しています。
特に死と生に対する思考・洞察が深く、氏の持つ個人的な死生観が、病弱で暗い影を持つ直子と、対照的にはつらつとした明るい学生である緑を軸に深く掘り下げられ、描かれていきます。
ですので、読者の年齢としては、若い学生よりも、少し体力が衰えはじめ、死を意識しだす30代以上の人のほうが感情移入できるかもしれません。
逆に言えば何ごとにもクールでインテリっぽいワタナベ君が大学生にしてはちょっと大人びすぎている感じもしますが(笑) 文体は小難しい表現や語彙もなくポップで読みやすくいので、これが世界で幅広く受け入れられた要因になっているとも思えます。
今どきの社会人や大人の人であればだいたいの方が読んでいると思われるので、現代人の教養としてぜひご一読して頂ければ、と思います!