空飛ぶタイヤを読んで面白かったこと

空飛ぶタイヤは、かなり面白い小説です。池井戸潤さんの作品らしく、前編に渡ってストレスの中読み進めていくということになります。しかし、このストレスというのが、いい緊張感になって楽しくなってしまいます。さらに、緊張感の中にも、時々起きる好転がとても病みつきになってしまう感じになっています。

この小説は、運送会社の車からタイヤが外れてしまいそのタイヤに惹かれた主婦が死んでしまい、整備不良の事件なのではないかと疑いをかけられるところから始まります。
そして、実際には、整備不良ではなく、その自動車会社の機能的なミスであるということが分かります。
しかし、それを認めたくない自動車会社は、運送会社の整備不良と決めつけてしまいます。
この小説の主人公である運送会社の社長の気持ちが手に取って分かるようにり、応援したくなってしまいます。
自動車会社は、大手企業で、その大手企業に立ち向かっていく姿が応援したくなってしまいます。
そして、同じような事故を起こしている別の運送会社に出会うことができ、物語は、少し好転していきます。
このように、底を這っているような状態から、少しずつ希望が見えてくるのが、この本の特徴なのではないでしょうか。